6月に入り、梅雨入りを控え、不安定な天候が続いておりますが
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
今、私達の生活に欠かせなくなった感染予防のためのマスクですが、
日常的に身に着けることでお肌が荒れる・息苦しい・暑い・口が乾きやすい等々
、トラブルを感じていらっしゃる方が多いのではないでしょうか?
そこで今回は「口が乾きやすい」に着目し口腔乾燥症についてお話します。
口腔乾燥症といっても様々な原因があります。
単純に、マスクをしていて口呼吸になりやすくなるため口が乾きやすいこともそうですが、
他にも原因があることをご存じですか?
主な原因として・・・
①薬の副作用
↳抗ユリン薬・・・胃腸薬や鼻炎薬に含まれるアストロピン・ロートエキスなど
↳抗ヒスタミン薬・・・風邪薬に含まれるジフェンヒドラミン・クロルフェニラミンなど
↳乗り物酔いの薬・・・スコポラミンなど
↳パーキンソン病の薬・・・トリヘキシフェニジルなど
↳睡眠薬・抗精神薬・・・ベンゾジアゼピン系睡眠薬・抗うつ薬・抗精神病薬など
②全身疾患
↳糖尿病
↳シューグレン症候群(自己免疫疾患)
唾液腺や涙腺を攻撃して唾液や涙の分泌を低下させる
③ストレス・・・自律神経のバランスが乱れると唾液の分泌が低下する
④生理的なもの・・・年齢的なもの
⑤頭頚部放射線治療
など様々な要因があります。
唾液の量を増やすには、唾液線のマッサージや、以前紹介した
「あ・い・う・べ体操」をしたり、食事の際はよく噛んで分泌を促したります。
キシリトール入りのガムの使用も効果的です。
他にも、保湿剤を使用したり、内服がある場合は主治医に相談することもいいかもしれません。
口呼吸の場合はなるべく鼻で息をするように心掛けましょう!
このようなことにお悩みの場合は、いつでもご相談ください。
歯科衛生士 尾形由紀
6月の診療予定
日曜日、木曜日休診
カレンダー通り診療いたします。
新緑のまばゆい5月を迎えました。青空に映える新緑が美しい季節ですね。
今回は毎日使用している歯ブラシの話題です。
皆さん、毎日使う歯ブラシはどのくらいの頻度で交換していますか?
わからない方のけっこう多いと思います。
お口の中にはたくさんの菌が生息しています。
500~700種類の細菌が、少ない人でも1000億以上生息し、あまり歯を磨かない人では
4000億~6000億個、さらにほとんど磨かない人では1兆個もの細菌が繁殖して
お口の中に住み着いています。
そんなお口の中を私たちは毎日ハブラシを使ってきれいにしています。
ハブラシの使用後は、毎回きれいに洗って乾燥させていると思いますが、
歯ブラシの毛束の根元にはかなりの菌が残って繁殖しています。
ある調査によれば、3週間使用したハブラシには約100億個もの細菌が付着したいたそうです。
これはトイレの水の80倍ほどといわれています。
また新しいハブラシの毛にはコシ(弾力性)がありますが、長く使っているとコシが無くなり
汚れが落ちにくくなったり、歯や歯ぐきを傷つける恐れがあります。
毛先が開いたり、コシがなくなったハブラシは、新品の歯ブラシと比べて清掃能力が
6割ほどに落ちてしまいます。
ハブラシノ背中側から見て毛がはみ出しているようであれば交換、毛が広がっていなくても
衛生的に1か月たったら交換が理想で、最低でも3か月、ワンシーズンに1回交換するのが目安です。
どんなに歯みがきが上手に出来ていても、古いハブラシの使用のせいで汚れ落ちが悪くなって
虫歯や歯周病の原因になってしまったらもったいないですね。
各自ご自身に合った歯ブラシもご紹介できますのでお気軽にスタッフまでお尋ねください。
歯科衛生士 福田 千尋
5月の診療予定
5月1日土曜日 午前診療 9時から11時30分
午後休診いたします。
ゴールデンウィーク期間休診
5月6日木曜日から診療いたします。
脅威のウィルス発現から2回目の春を迎えました。
当たり前だった日常や生活様式が奪われてしまい、様変わりした世の中。
今、人と人との繋がりの尊さについて考えさせられています。
‘‘人々が集うこと” ‘‘仲間との楽しい会話や食事” ”旅行”など感染予防のための
厳しい制限の中の暮らしで、改めて人の幸せについて…
ひとりではいられないこと、人と繋がって生きていることへの喜びを
実感し再認識したのではないでしょうか?
未来に向かって感謝の気持ちが出発点。2021年希望の春の始まりです。
世界中にワクチンの配布が進むことで、各国の暮らしの安心回復につながる明るい転機となることを期待します。
ワクチンの投与や治療を続けてくださっている医療現場の方々に感謝申し上げ、
感染予防のために自身の生活を投じて協力してくださっている飲食店の方々にも
自分を支えてくれているすべての人に感謝していくこと。
未来に向かって感謝の気持ちを出発点に新しい明日につなげていきましょう。
当院でもこれまで通りの感染予防対策を継続し安心安全の体制で、
皆様のお口の健康を守っていくことを使命として、スタッフ一同、
人との繋がりに感謝して診療してまいります。
歯科衛生士 福増 喜美惠
4月の診療予定
日曜、木曜、祝日休診
今月は、その他診療日の変更はありません
3月になりました。身近な周囲にも春の訪れを感じますね。
新型コロナウィルスの蔓延も少し抑制されて、ワクチンの接種もすこしづつ進んで明るい兆しとなるといいですね。
それでもこれまで通りの感染予防対策を続けていくことが重要です。油断せずに感染予防には意識して取り組んでいきましょう。
さて、皆さんは歯科医院では歯に関する治療だけをしていると思われている方も多いと思います。
しかし、お口の状態と全身疾患は密接にかかわっています。
今回は、睡眠時無呼吸症候群についてお話いたします。
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が停止し、体内の酸素濃度が下がり、睡眠が障害され、日中の眠気や集中力を低下させ、又高血圧症や糖尿病、メタボリックシンドロームの発症に関与し、
心血管障害や脳血管障害の危険因子となる全身疾患です。
これは睡眠中に筋肉が弛緩し、舌根が沈下気道が閉塞することによって起こります。
歯科では口腔内装置(上下のマウスピース)を作製し、装着することで、下顎を前方に移動させ
気道を広げる治療を行っています。睡眠時無呼吸症候群がを疑われる方や医科で診断を受けた方は
一度ご相談いただければと思います。
歯科医師 安西佐衛子
3月の診療予定
3月18日木曜日は、20日土曜日が祝日で休診のため午後5時30分まで診療いたします。
その他日曜、木曜、祝日は休診です。
新年が明けて一か月が経ちました。
新型コロナウイルスの勢いは増すばかりですね…。
気軽に外出できず、ストレスのたまる日々が続きますが、この状態が1日も早く終息することを
信じて感染予防に努めていきましょう。
さて、今回はたばこと虫歯のリスクについてお話していこうと思います。
喫煙による口腔内への影響は歯周病リスクの上昇が主で、他にたばこのヤニ汚れや口臭などですが、
それだけはなく虫歯のリスクも上昇させると言われています。
虫歯リスクを上げる原因だけでも主に下記の4つがあげられます。
①唾液の分泌量の減少によって唾液の持っている抗菌作用を弱める。
②口腔内の免疫力が低下するため虫歯菌に感染しやすくなる。
③ヤニが歯に付着すると表面がざらざらになってそこにプラーク(細菌)が溜まり停滞する。
④歯肉境、露出歯根部は、歯質が柔らかく弱いため、虫歯になりやすく喫煙による悪影響を一番に受ける部位
また喫煙者だけでなく、その周りの受動喫煙者も虫歯のリスクが上昇すると言われています。
タバコは百害あって一利なし。といいますから禁煙できるのが一番いいです。
が、なかなか難しい方もけっこういらしゃいますよね。
喫煙のリスクは、頭の中に留めておいていただき、減煙につながる行動を起こしましょう。
唾液腺マッサージによる唾液分泌量の改善や、プラークの予防を行うのも対策の一部です。
しっかり予防していくために、定期的なメンテナンスをうけてご自身の口腔内、そして心身の健康を守っていきましょう。
歯科アシスタント 湯川風音
2月の診療予定
2月25日木曜日は1日診療いたします
木曜.日曜、祭日休診です